北海道芸術花火2026に初参加!Osmo Pocket 4Pだけ持ってモエレ沼公園へ行ってきた
札幌に住んでいながら、実は今まで一度も行ったことがなかった「北海道芸術花火」。
2026年9月5日、今年は思い切ってモエレ沼公園まで行ってきました。
花火大会というと「場所を取って花火を見る」というイメージが強かったのですが、北海道芸術花火は音楽と花火をかなり細かくシンクロさせて構成された、いわゆる音楽花火。
国内トップクラスの花火師による花火を組み合わせ、音楽のリズムや曲調に合わせてプログラムされた演出が特徴になっています。2026年は浅田真央さんが初めて花火作品のプロデュースにも参加。「ラフマニノフ」をテーマにした特別プログラムも行われました。
そして今回もう一つ試したかったのが、発売されたばかりの DJI Osmo Pocket 4P。
普段なら花火となれば一眼を持っていくところですが、今回は思い切って動画撮影を中心にして、掲載している写真もすべてOsmo Pocket 4Pで撮影しています。
花火写真の中には動画からそのまま切り出したフレームも含まれています。
これが思っていた以上に良かった。
その話は後半で。
北海道芸術花火2026の開催概要
2026年の北海道芸術花火は以下の日程で開催されました。
北海道芸術花火2026
- 開催日:2026年9月5日(土)
- 会場:モエレ沼公園
- 開場:16:00
- 先行入場:15:45
- 花火開始:19:30
- 終了:20:30予定
- 全席有料
- 雨天決行・荒天中止
会場となるモエレ沼公園はイサム・ノグチが設計した札幌を代表する公園。
普段からかなり広い公園ですが、花火当日はその広大さを活かして観覧エリアや飲食エリアなどが作られます。入場ゲートから観覧エリアまでも徒歩で約15分かかるため、「ゲートを通った=席に到着」ではありません。



初めて行ってみると、想像していた以上に会場が広い。
普段のモエレ沼公園を知っていても、イベント会場になるとかなり印象が変わります。
チケットはどこで買える?
2026年の観覧チケットは主に
楽天チケット
ローソンチケット
から販売されていました。
このほかアクセスバス付きチケットや旅行商品、海外向けでは楽天トラベル観光体験やKKdayなどの取り扱いもありました。
2026年は販売期間もかなり細かく、
- メールファンクラブ早割:4月24日〜4月30日
- オフィシャルプレイガイド早割先行:5月1日〜6月19日
- 早割先行販売:6月20日〜8月25日
- 一般販売:8月26日〜9月4日
という流れ。
プレミアム席、芝エリア、カメラマン席など複数の券種が用意されていました。
ちなみに今回僕が選んだのは芝席です。
「先行販売」と「先行入場」は別物。ここはちょっと分かりづらかった
今回初参加で一番「これ分かりづらいな」と感じたのがチケット。
実は、
先行販売されたチケット
と
先行入場できるチケット
は同じ意味ではありません。
これが結構重要。
2026年には通常の芝エリア券とは別に、券種として
「先行入場 西芝エリア」
「先行入場 東芝エリア」
などが存在していました。
先行入場券を持っている場合は通常開場16:00より15分早い15:45から入場可能です。つまり、
「先行販売期間中に買ったから15:45に入れる」
というわけではなく、自分のチケットが「先行入場」の券種かどうかを見る必要があります。
当日のゲートではここを勘違いしている人もいたようで、スタッフとの確認が発生して若干混乱していました。
来年以降も同じ仕組みになるかは分かりませんが、もし同様のチケット構成になった場合は、
「先行販売」と「先行入場」は別
と覚えておいた方がいいと思います。
これは初見だとなかなか分からない。
16時30分頃に入場。開場直後は意外と快適

今回は16時30分頃に会場へ入りました。
通常開場が16時なので、30分ほど経った頃です。
このくらいの時間だと、まだ会場内は比較的人が少なく、かなり歩きやすい状態。
写真を撮ったり会場を見て回ったりするなら、この時間帯はかなり快適でした。
一方で開場時刻より前から来ている人も当然多く、ゲート前には入場待ちの列ができます。
良い位置を取りたい芝席の人には早めの入場も意味がありますが、そこまで場所にこだわらないのであれば、開場直後のピークを少し外すのもアリだと思います。
開場は空いていても売店はすぐ混雑する



会場内にはかなり多くの飲食店が出ています。
鮎の塩焼き、肉料理、りんご飴など、お祭りらしいものも多く、この辺を見て歩くだけでも結構楽しい。
ただし。
売店は想像以上に早く混みます。
会場全体にはまだ余裕がある16時台でも、人気店にはすでに列ができ始めていました。
物によっては購入まで20分程度待つこともあります。
花火開始は19時30分なので時間には余裕がありますが、
「あとで買えばいいか」
と思っていると、人が増えてさらに並ぶことになります。
食べたいものが決まっているなら、入場して早めに買ってしまった方が良さそうです。
なお公式ルール上、飲食物の持ち込み自体は可能となっていました。
車で行く場合は「駐車場の確保」がかなり重要
北海道の場合、どうしても車で行きたくなるところですが、ここは注意が必要。
公式にも明記されていますが、会場周辺に一般来場者向けの自由な駐車場はありません。
2026年は、
- さとらんど第1・2・3駐車場:5,000円
- さとらんど第4駐車場:4,000円
- さとらんど第6駐車場:4,000円
- 小鍛冶組駐車場:4,000円
といった公式駐車券が販売されていました。
最終的には公式駐車券は完売し、周辺の民間スペースを事前予約できる「軒先パーキング」も案内されていました。
そして時間が近づくと会場周辺では交通規制も始まります。
実際に行ってみると警察や誘導スタッフもかなり配置されています。
なので、
「その辺にちょっと停めれば何とかなるだろう」
はやめた方がいいです。
路上駐車はもちろん、近隣施設への無断駐車や会場付近での送迎についても公式から禁止・自粛が案内されています。
車で行くなら観覧チケットと一緒に駐車場まで確保しておく。
これが一番安心。
駐車券が取れなかった場合は、公共交通機関+シャトルバスなどに切り替えた方が良いと思います。
今回は芝席。レジャーシートは必須

今回は芝席から観覧しました。
2026年の芝席は一人あたり60cm×80cm程度が目安。
以前は敷物用のゴミ袋が配られていたようですが、2026年は配布なしになっているため、レジャーシートは自分で用意する必要があります。
芝生なのでそのまま座れなくもないですが、19時30分まで数時間待つことを考えるとシートはあった方が圧倒的に楽。
そして撮影する人にはもう一つ重要なルールがあります。
一般観覧では一脚・三脚・ドローン・自撮り棒などは使用できず、一脚・三脚を使えるのはカメラマンチケットのエリアのみとなっていました。
これが今回Osmo Pocket 4Pとの相性がものすごく良かった理由でもあります。
花火撮影はOsmo Pocket 4P一本で

今回のもう一つの目的。
Osmo Pocket 4Pで花火を撮る。
普段ならD850にレンズ、三脚……となるところですが、今回は動画をメインにしたかったのでPocket 4P一本にしてみました。
Pocket 4Pの広角側は、
- 1インチCMOSセンサー
- 20mm相当 F2.0
- 最大17ストップのダイナミックレンジ(D-Log 2使用時)
- 10bit D-Log 2
- 3軸ジンバル
という仕様。
さらに60mm相当 F1.8の中望遠カメラも搭載した、Pocketシリーズ初のデュアルカメラモデルになっています。
本体重量も約230g。
一眼を普段使っている身からすると、
花火を撮りに来た機材とは思えない軽さです。
動画撮影機なのに「黒」がかなり綺麗

花火撮影で意外と難しいのが夜空。
花火そのものは非常に明るい一方で背景は真っ暗なので、明暗差が極端に大きい被写体です。
露出を上げすぎれば花火は白飛びするし、下げれば暗部の階調がなくなってしまう。
今回撮影した映像を見て驚いたのが、夜空の黒の残り方と花火の色の出方でした。
単純に暗部を黒く塗りつぶしたような映像ではなく、煙や花火の光が混ざった部分の微妙な階調もしっかり残ります。
これは広角側の1インチセンサーと広いダイナミックレンジの恩恵をかなり感じるところ。
もちろん大型センサーの一眼とまったく同じという話ではありません。
ただ、「動画用の小さいカメラだから写真はオマケ」という感覚ではもうない。ここはかなり時代を感じました。
そしてこの写真、動画からの切り出しです

今回掲載している花火写真には、動画からそのまま1フレームを抜き出したものもあります。
これが普通に使える。
拡大して作品プリントを作る、という用途なら当然静止画専用機やRAW撮影した一眼に分があります。
しかしブログやSNSに掲載する写真であれば、動画からの切り出しでも十分な解像感があります。
しかも動画なので、
「一番綺麗に開いた瞬間を後から選べる」
というのが強い。
花火を静止画で撮っていると、
「あと0.2秒遅ければ完璧だったのに」
みたいなことが結構あります。
動画ならそこを後から探せます。
これは思っていた以上に楽。
一眼ユーザーでも「これでいいじゃん」と思える場面が増えてきた
僕自身、普段は一眼を使って撮影するので、Pocket 4Pを完全に一眼の代わりとして考えているわけではありません。
D850のような高画素機には高画素機の強さがありますし、レンズを選べることやRAW現像の自由度など、一眼のメリットは当然あります。
ただ今回使って感じたのは、
動画を撮る日だからといって、写真を諦めなくてもよくなった。
ということ。
これは結構大きい。
今までなら
動画カメラ
一眼
レンズ
三脚
と持っていかなければならなかった場面を、Pocket 4P一本でかなりのところまでカバーできる。
しかも北海道芸術花火のように三脚が使えず、人も多く、長時間歩くイベントでは、この身軽さは大きなメリットになります。
北海道芸術花火は「花火を見る」より「花火を体験する」イベントだった

初めて参加してみて感じたのは、北海道芸術花火は普通の花火大会とは少し違うということ。
大きな花火が単発で上がるのを眺めるというより、
音楽が始まって、
花火が動き、
色が変わり、
次々と演出がつながっていく。
1時間のショーを見ている感覚に近いです。
特にモエレ沼公園は周囲に高層建築がほとんどないため、視界いっぱいに花火が広がります。

最後の方になると、「もう画面に入らないんだけど」というくらい空一面が花火。
これは写真だけだとなかなか伝わりません。
動画を中心に撮っておいて正解だったと思います。
初めて行く人向けに、持って行った方がいいもの
今回初参加してみて、次に行くならこの辺は用意します。
レジャーシート
芝席では必須。2026年は現地配布なし。
上着
9月の札幌なので昼間は暖かくても夜はかなり気温が下がります。公式からも防寒着の持参が推奨されています。
虫除け
モエレ沼公園なので普通に虫はいます。
飲み物
会場でも買えますが、混み始めると並びます。
モバイルバッテリー
入場から花火終了まで4時間以上。動画を撮るなら特に欲しい。
そして車なら、
駐車場の予約。
これは忘れない方がいいです。
まとめ

初めて参加した北海道芸術花火2026。
16時台の会場はまだのんびりしていたものの、時間とともに人が一気に増え、売店も混雑。
先行販売と先行入場の違いや駐車場など、初参加だと少し分かりづらいところもありました。
それでも、19時30分から始まった花火はそれまで待った時間を忘れるくらい圧巻。
普通の花火大会というより、巨大な屋外エンターテインメントを見ているようなイベントでした。
そして今回かなり印象に残ったのがOsmo Pocket 4P。
動画を撮るために持って行ったカメラでしたが、帰って映像を確認してみると、
「写真もこれで相当いけるな」
というのが一番の感想です。
特に動画から切り出しただけの写真でこれだけ色と階調が残るのを見ると、カメラも随分変わったなと感じます。
一眼を持っているからこそ、
「このサイズでここまで撮れるのか」
という驚きが大きい。
花火、旅行、イベントなど、動画も写真も残したいけれど大きな機材は持って歩きたくない。
そんな撮影ではPocket 4Pはかなり面白い選択肢になりそうです。
北海道芸術花火もまた来年行ってみたい。
今度はチケットと駐車場の仕組みも分かったので、もう少し余裕を持って楽しめそうです。
