ZEISS Milvus 2/50M レビュー|ハーフマクロ 50mm F2 の描写を F2〜F11 で比較(作例あり)

ZEISS Milvus 2/50M(50mm F2 マクロ)を最短・近景・遠景で F2〜F11 まで実写比較。近景は開放からシャープ、無限遠の四隅は F5.6〜F8 で解像。F 値ごとの差をスライダーで見比べられます。ポートレートとテーブルフォトの作例、2026 年の生産状況も。

ZEISS Milvus 2/50M レビュー|ハーフマクロ 50mm F2 の描写を F2〜F11 で比較(作例あり)

ZEISS Milvus 2/50M(Milvus 50mm F2 Makro)は、0.5 倍まで寄れるハーフマクロの標準レンズ。この記事では、最短・近景・遠景で F2 から F11 までの描写を実写で比べ、玉ボケや周辺の解像を F 値ごとに見ていきます。ポートレートやテーブルフォトの作例も載せています。

先に要点。近景の中央は開放 F2 から非常にシャープで、色ノリとマクロの寄りが持ち味。一方で無限遠の開放はやや甘く、四隅は F5.6〜F8 まで絞るとシャキッとします。F 値ごとの違いは、この記事のスライダー(左が開放寄り、右が絞った側)で見比べられます。

※2026 年追記 ZEISS(コシナ)は 2026 年に一眼レフ用の Otus を生産終了にしましたが、Milvus の 50mm F2 を含む 6 本のニコン F マウント(ZF.2)は継続して生産しています。キヤノン EF(ZE)は ZEISS の継続の案内に含まれず、販売店の在庫限りになりつつあります。新品の実売は 13 万円前後(ニコン用、2026 年 10 月時点の販売店価格)。この記事は 2019 年のレビューで、写真と評価は当時のまま、用語・誤記・壊れていた HTML を整えています。

Milvus 2/50M とは|ハーフマクロの 50mm F2(仕様)

Milvusとは的な部分はMilvus 1.4/85の記事を参照頂くとして、Milvus 2/50M(検索用:Milvus 50mm F2)は2016年7月27日にZEISSから発売されたレンズで、ハーフマクロという被写体に寄れるレンズです。

ZEISSのMilvusでは1.4/50というハーフマクロではないタイプもありますが、以前のClassic(いわゆるPlanar)と違って、F1.4の方でもそこまで描写は甘くありません。そのため選ぶときの悩みポイントとしては、開放f値1.4を選ぶか、ハーフマクロを選ぶかになります・・私はなりました笑。
F1.4の方は各社大体0.15倍~0.18倍程度の最大撮影倍率で、最短撮影距離が40cm~45cmくらいなので意外と寄れません。
(Milvus 1.4/50は0.15倍、最短45cm、F1.8ですがCanon 50mm F1.8 iiも同じ。新しいCanon 50mm F1.8 STMは0.21倍)

私は50mmの単焦点はこれまでCanon 50mm F1.8 iiのみで、このレンズで意外と困ったのがテーブルフォトが難しいことでした。45cmという距離は座った状態だと微妙にテーブル上の食事に距離が足らず、椅子を引かないと撮れないのが結構ストレスだったので、今回はハーフマクロの2/50Mを購入するに至りました。
・・マクロ自体持っていなかったので使ってみたかったというのもありましたが(笑)

ちなみに以前他の50mmと比較した記事(【Milvus】50mm単焦点比較【Planar他】)もあるので、こちらももしよろしければご確認下さい。

  • 焦点距離:50mm
  • 開放f値:f/2
  • フォーカス:MF
  • 最短撮影距離:0.24m
  • 最大撮影倍率:0.5倍
  • レンズ構成:6群8枚
  • 絞り羽根枚数:9枚
  • フィルター:67mm
  • 重さ:730g(ZE)、 660g(ZF.2)
  • マウント:ZE(キヤノンEF)、ZF.2(CPU内蔵ニコンAi-S互換)

レンズの外観と最短撮影(0.5 倍の寄り)

まずは同梱物やレンズ外観等のご紹介。

同梱物
同梱物一式。Milvus 1.4/85とほぼ同様ですね。 (Canon EOS 5D Mark IV (35mm, f/4, 1/100 sec, ISO100))
ZEISSの青が光ります
ZEISSの青が光ります。 (Canon EOS 5D Mark IV (35mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100))
無限遠あたり
無限遠あたり (Canon EOS 5D Mark IV (35mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO100))
最短
最短あたり。 (Canon EOS 5D Mark IV (35mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO100))
最大撮影倍率(0.5倍)
最大撮影倍率(0.5倍)あたりのときは結構伸びます。0.24mの表記より内側に入るのでもう少し最短は短いのでしょうかね・・? (Canon EOS 5D Mark IV (35mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO100))
1:5(0.2倍)、1:4(0.25倍)
1:5(0.2倍)、1:4(0.25倍)などの表記もあります。 (Canon EOS 5D Mark IV (35mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO100))
35mm F2最短
こちらはCanon EF35mm F2 IS USMでの最短撮影(0.24倍)した時の画像。0.24倍でも撮影していると結構寄れる感覚があります。 (Canon EOS 5D Mark IV (35mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO50))
Milvus 2/50Mでの最短撮影
大してMilvus 2/50Mでの最短撮影(0.5倍)。全然違いますね。クオーター(0.25倍)あたりでも普通に撮っている分には十分ですが、それ以上になるとひと味違う写真が撮れそうです。ちなみに若干フリンジが出ているのがわかります。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO50))

F2〜F11 の描写比較(最短・近景・遠景)

最短、近景(4,50cm)、遠景でのF値ごとの比較です。F値やISO、SSなどはExif情報を参考にして下さい。
それぞれで中央部と隅の拡大画像もありますのでそちらも合わせてご参考に。

最短と近景(4,50cm)の撮影環境。
ちなみに最短と近景(4,50cm)の撮影環境。左上からストロボ、右に照明、(見えてませんが)さらに右にストロボ。あとは前ボケ、後ボケがわかりやすいようにLEDの装飾用ライトを張り巡らせています。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/4, 1/320 sec, ISO400))

最短(0.5 倍)の F 値ごとの描写

最短F2
最短F2。1.4/85の時と同様、IMAGE STABILIZERのSに合わせてます。LEDのボケ(これは後ボケ)はレモン型ですが、ボケの中はかなりキレイですね。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/400 sec, ISO400))
ピント部等倍
F2ピント部等倍。手前は紫、奥は緑に色づいていますね。手前のほうが少しボケは綺麗そうな気がします。
F2.8
F2.8。玉ボケがだいぶ丸くなりました。絞り羽根は9枚なのでそこそこ綺麗な円ですね。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO400))
F2.8
最短はボケ過ぎて隅によい比較点がなかったので中央のみ。
F4
F4。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/4, 1/160 sec, ISO400))
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F5.6
F5.6。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/5.6, 1/100 sec, ISO400))
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この辺まで来るとボケに色づきがなくなりましたね。
F8
F8。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/8, 1/60 sec, ISO400))
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F11
F11。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/11, 1/20 sec, ISO400))
表面の凸凹
表面の凸凹まで鮮明に・・。

近景(約 0.15〜0.2 倍)の F 値ごとの描写

少し離して、おそらく0.15~0.2倍位の倍率での比較となります。

F2
F2の大体4,50cmくらいの近景。左上は前ボケ、右側は後ボケです。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/400 sec, ISO400))
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中央部。やはり色づき結構ありますね。
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右上の玉ボケをアップで。中綺麗です。
F2.8
F2.8。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO400))
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一段絞るだけで奥のボケがすっきりしましたね。色づきはありますがボケ自体は素直になりました。
1段絞るだけで大分丸く
1段絞るだけで大分丸くなります。9枚絞りなのでキレイな九角形です。
F4
F4。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/4, 1/160 sec, ISO400))
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F5.6
F5.6。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/5.6, 1/100 sec, ISO400))
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F8
F8。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/8, 1/60 sec, ISO400))
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F11
F11。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/11, 1/30 sec, ISO400))
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遠景(無限遠)の F 値ごとの描写とスライダー比較

無限遠での比較です。無限遠は最後にF2,F5.6,F11で中央と隅でそれぞれ比較したのも置いておきますので、そちらもご参考に。

F2遠景。
F2遠景。結構周辺減光があります。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/8000 sec, ISO100))
無限遠での開放
無限遠での開放は中央部でも少し甘いですね。
左上
左上ですが、だいぶ解像感が落ちています。明るさの落ち込みもあります。
F2.8
F2.8。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2.8, 1/4000 sec, ISO100))
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F2ほどではないですが、まだ若干の甘さがあります。
四隅はまだまだ
四隅はまだまだです。
F4
F4。まだ若干周辺減光があります。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/4, 1/2000 sec, ISO100))
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F4でかなりしゃっきりしてきました。
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隅もましになってきましたがそれでもまだ少し眠いです。
F5.6
F5.6。周辺減光はほぼなし。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/5.6, 1/1000 sec, ISO100))
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F5.6からは中央部はこれ以上の差はわかりませんでした。
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隅はもう少し。
F8
F8。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/8, 1/500 sec, ISO100))
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F8あたりで四隅もかなりシャキッとします。
F11
F11。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/11, 1/250 sec, ISO100))
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F11だと中央との差がほとんどわかりません。

以下比較です。まずはF2←→F5.6の中央
こうしてみるとF2は結構甘いですね。Milvus 1.4/85とかも見てみたくなってきました(笑)
→※2019/06/08 Milvus 1.4/85の記事に比較用スライダーを追加しました。

無限遠での開放-

F2←→F11の中央

無限遠での開放-

F5.6←→F11の中央
F5.6だと中央の差はやはりほとんどわかりません。

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F2←→F5.6の隅

左上-

F2←→F11の隅

左上-

F5.6←→F11の隅
隅はF5.6ではまだ甘いです。F11はかなりシャキッとしてます。

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Milvus 2/50M の作例(ポートレート・マクロ・スナップ)

ここからはポトレも含めた作例を少しだけどうぞ。いい描写!

レトロ
このレンズはこういったちょっとレトロな感じの現像と合う気がします。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/100 sec, ISO200))
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(Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/100 sec, ISO800))
開放時の中距離以降が若干モヤる
開放時の中距離以降が若干モヤるので、それがいい感じにフィルムっぽさとかと合うのかもしれません。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/500 sec, ISO100))
中遠距離
あまりスナップ的なので中遠距離で絞っている良い写真がなかったですが、これとかは枝とかがしっかり出ていて解像感がわかります。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/8, 1/500 sec, ISO100))
葉脈
Jpgにした時点で画質が落ちているのであれですが、葉脈などもかなりきちんと見えているくらいの解像感があります。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/4, 1/200 sec, ISO400))
ボケ硬い
Milvus 1.4/85と比べるとボケが硬いです。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/200 sec, ISO200))
ジュエリーアイス
ジュエリーアイス(?)。氷の質感がすごいです(語彙力) (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/8, 1/800 sec, ISO100))
質感
ZEISSで撮ると質感が艶かしいのですよね。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2.8, 1/640 sec, ISO100))
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(Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/640 sec, ISO100))
被写界深度
被写界深度が浅すぎて、下が溶けて見えなくなってます。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/80 sec, ISO100))
ピント合わせ
最短あたりでのピント合わせは大変です。。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/80 sec, ISO100))
オールドっぽさ
周辺減光とボケの硬さなのか、オールドっぽい雰囲気も出しやすいです。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/125 sec, ISO100))
ホタテ
ホタテ美味しかった← ではなく、こんな感じで手持ちで簡単に撮れます。ハーフマクロでないやつだと距離的に手持ちは厳しかったです。。ちなみにMFなのである程度合わせてあとは顔や手を前後で・・笑 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/160 sec, ISO400))
Theマクロ
Theマクロっぽいやつ。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/800 sec, ISO100))
あじさい
これは現像でめっちゃ遊んでるので色は気にしないでください。あじさいです。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2.8, 1/1000 sec, ISO100))
フレア
ゴーストもフレアも1.4/85より出しづらい(出にくい)です。そのためフレアでの柔らかい感じは若干作りにくい。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/11, 1/200 sec, ISO200))
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(Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/800 sec, ISO100))
フィルムっぽい現像
やっぱりこういうフィルムっぽい現像は合いますね。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100))
近景の解像感
近景の解像感はすごいです。これjpgで画質はかなり落ちているんですが、それでも目の解像感がすごくて見たときは感動しました。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/3.5, 1/800 sec, ISO100))
描写
個人的に明るめよりも暗めで色とかをきちんと出す描写がこのレンズ(というよりZEISS)にはあっている気がします。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/2000 sec, ISO100))
柔らかさ
かわいい(違)。髪とかの描写がただ解像度が高いだけでなく、柔らかさもある気がします。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/1000 sec, ISO100))
夏っぽい表現
暗めのほうが合う気はしますが、こういった夏っぽい表現(明るいの)も全然いけます!透明感が良いです! (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/800 sec, ISO100))
色ノリ
こういう現像をしようとしたときに色ノリが良いレンズはとてもやりやすいです。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2, 1/320 sec, ISO100))
色ノリ
TOP絵でも使用させていただきましたが、色ノリという観点ではこちらもですね。奥の緑が綺麗に出ている上に肌とかのピンクもよく出ています。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO100))
質感に艶
質感に艶があるので、こういった表現はZEISSはとても良いですね。 (Canon EOS 5D Mark IV (50mm, f/3.5, 1/125 sec, ISO100))

まとめ:Milvus 2/50M はどんな人に向くか

今回も作例含めて色々載せてみましたが、参考になれば幸いです。

このレンズがきてから、さらにCanonの50mm F1.8 iiの出番は激減しています。。
価格帯が違いすぎるので仕方がないのですが、特に色ノリと光への耐性、解像感が全然違います。解像感は私は最重要項目ではないので別に良いのですが、色ノリは大きいです。色ノリが良いと全体的にコントラストも良く見えますし、現像するときも自分の思ったとおりの色に持っていきやすくなります。
光への耐性(フレアやゴースト)は、コミケなどの移動範囲が限られて光源をどうにも出来ないときに結構違いがわかります。50mm F1.8 iiの場合、画角外でも変なゴーストが出たり、全体にフレアがかかって解像感も色も全く乗らない時がありました。正直ZEISSに慣れた後に一度持っていったときは、あれ?なんか色がない・・となるくらいにだいぶ違いましたね。。

ただ「色」という観点では、50mm F1.8 iiが・・というよりもZEISSが凄いですね。
今度そちらもきちんと検証してみたいですが、感覚的に色表現がZEISSはかなり豊かです。寒色系はどこの会社も比較的きちんとのっていますが、暖色系に関してはZEISSがかなり強いと思います。(イメージ的にはフジとかも強そうです)

メリットとして、色ノリ、近景での開放時の解像感、光への耐性、ハーフマクロという点がありますが、反対に写り面でのデメリットも多少あります。
まずMilvus 2/50Mは若干ボケが硬いせいなのか、ボケがうるさいときが結構あります。二線ボケ的なのもありますし、寄れるので余計なのかもしれません。とか梅とかで前後ボケを入れようとしたときに、ボケがうるさくてこれは駄目だとなるときも多々あります。
もう一つは近景以外での開放時の解像感でしょうか。それがいい感じになるときもあるのですが、Milvus 1.4/85の開放と比べても若干甘い気がします。中央も無限遠で撮ってみて思いましたし、四隅はあれ?と思うくらいに落ちていました。
F5.6くらいまで絞るとかなりシャッキリしますが、開放はちょっと甘いですね。近景の中央とかはすごいシャッキリしているんですが。。
まぁとはいっても、50mmの画角で無限遠で絞らずに撮ることはほぼないので、あまりこちらは気にしなくても良いかもしれません。ボケがうるさいのは少し困りますが。

写り以外ではMilvus 1/4/85に慣れたせいか、2~5mあたりの中距離がピント合わせしづらいのが少し大変なところでしょうか。マクロ部はピントリングの角度もかなりあって、細かい調整ができるのですが、2~5mあたりは結構使用頻度は高い割にピントリングの角度が全然なくて、少し触っただけで結構動いてしまうので、調整が難しいです。
マクロのレンズだからなのか50mmあたりはこういうものなのかはわかりません。

他はMilvus 1/4/85やCanon EF100-400でお散歩していたりする身としては、全然重くもないですし、質感もいいですし、写りも良いのでデメリットは感じません。
・・あ、そういえばZEISSは金属製なのですが、赤城山に持っていったら金属部分がすごく冷たかったというのはありました・・笑

多少の欠点はありますが、距離が足りない・・とならず、色ノリ含めた描写が良いというのは気楽に使えて良いです。
よく使う距離での中望遠のような圧倒感はないですが、マクロ域での描写力、気楽に持ち運べる画角・重さなど万人におすすめなレンズです。(85mmは描写は良いですが、重いですし、画角も慣れないと使いづらく、万人にはなかなか・・)

マニュアルレンズが気になった場合には、ClassicのPlanarなどと合わせて見てみることをおすすめします!

すでに記事になっているものの中にもMilvus 2/50Mで撮っているのがあるので、こちらもぜひ見てみてください(●´ω`●)

すでに記事になっているものの中にも Milvus 2/50M で撮った写真があります。ZEISS Milvus 1.4/85 のレビュー、Milvus 2/135 のレビュー、50mm 単焦点の比較(Planar ほか)もあわせてどうぞ。

それではまたー!