【Lightroom】撮って出しではもったいない？Raw現像の世界

皆様こんにちわ！( ・ω・)_ _))ﾍﾟｺﾘ
Nemotoです。

早速ですが、皆さんはRaw現像（以下、現像）をしていますか？
もししていないという方がいたら、現像作業は楽しいのでもったいない！ということで
この記事では現像するとどれだけ違うのか、どういった値をいじっているのか等を公開しちゃいます。

現像設定をそのまま掲載しているところはあまりない（特にポトレ系）と思うので、是非見てみてください。

以下で現像前の写真と現像後の写真、さらに現像設定をご紹介します！

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はじめに

簡単に注意書き含めて記載します。
・一つ一つの設定値でどう変わるかを説明しているものではありません。現像後の画像はこんな設定でやってるよ！という記事です。
・全てRawデータからの現像となります。Jpegからですと現像時の限界が早いので、Rawデータから現像されることをおすすめします。
・全てLightroom5での設定となります。メーカー純正（CanonだとDPPやNikonだとCapture NX-Dなど）でもLightroom6やCCでもないのでご注意ください。
・Photoshopも使用していません。
・元写真との兼ね合いもあるので、この設定をしたからといって全て同様なイメージになるわけではありません。
・現像前の写真も比較しやすくするため、画像の切り取りのみは行っております。
・この記事内の被写体は本当に残念ながら私です（トップ絵含めて）。そのため著作権も肖像権もすべて私が保有します。
・もしご質問等あれば、Twitter:@kj_nemotoまでご連絡ください。

現像前後写真＆現像設定

写真①

写真①現像前後

Canon EOS 7D (35mm, f/2, 1/80 sec, ISO100)
①現像後：キャッチ絵と合わせてやってみたかった雰囲気の現像。上手くやればかっこよさそう。ただ被写体が悪い。

写真①現像設定

①-1 — 露光量をかなりマイナスに。あとは彩度が不要なものをマイナスに。明暗別色補正をいじるのが最近はまってる現像笑

①-3 — スポット修正：見づらいけど右上あたりに複数、目の中に1つ・・かな。自分の顔だとやる気が起きなかったので適当だけど、ポトレ系のほとんどはもっとやってることが多い。

①-4 — 円形フィルター1：何か意図がない限りはあまり使わない。今回はこの雰囲気を出すために、目にスポット。

①-6 — 補正ブラシ1：あまり関係ないとこで明るくなっていたところを暗くするために使用。

①-8 — 補正ブラシ3：目の周りはシワとかが多いため少し抑えるために使用。ポトレ系では私は多用する。

①-9 — 補正ブラシ4：今回撮って気づいたが意外と目が茶色かったので、それを少し出したいと思い明るく。

①-10 — 補正ブラシ5：キャッチライトが少し暗かったので、明るめに。追加で変な色が出てたので彩度をマイナスに。

①-12 — 補正ブラシ7：白目を強調＆血管等を目立たなくするため。少し色温度を青にするとなんとなくいい気がする。

写真②

写真②現像前後

Canon EOS 7D (35mm, f/2, 1/125 sec, ISO100)
②-1現像後（C91現像）：肌は一番きれいかもしれない。ただあまり男性とかには合わない感じかな。一番色々死んでる現像。（色も光も）。ただコミケとかだと一番好かれる現像で、良い被写体だと綺麗さも可愛さも出しやすくよく見る現像。
※※これは被写体が悪すぎるからあれだけどね！！！

Canon EOS 7D (35mm, f/2, 1/125 sec, ISO100)
②-2現像後（C92現像）：C92 三日目と同方式の現像。少し浮き上がった雰囲気で、肌もある程度綺麗に。

Canon EOS 7D (35mm, f/2, 1/125 sec, ISO100)
②-3現像後：今回ちょっとかっこよさ寄りでやってみた現像。肌とかシワとかは②-1や2に比べると目立つけど、それでも②現像前よりはマシ。
コミケでは使うところが殆ど無いけど比較的好きな現像。

写真②-1現像設定

②-1-1 — この現像はかなり柔らかめの現像にするため、コントラストや明瞭度を下げ、露光量を上げる。あとはその写真にもよるが彩度は必要なものをあげ、他下げる。輝度は目立たせたいもの、目立たせたくないものでそのときに合わせて上げ下げ。
C91までのポトレは大体この感じ。

②-1-2 — この辺はあまりいじらず。色収差くらい。歪みがなくなるとつまらなくなる感じがするので私はプロファイル補正はあまりいれない。

②-1-3 — スポット修正：見えづらいけどおでこの左側あたり。シミとかほくろとかニキビとか気になるとこを。

②-1-4 — 補正ブラシ1：全体をふんわりさせた上で更に肌はふんわりに。女性にはほぼやる。

②-1-5 — 補正ブラシ2：白目部分。ポイント系でよくやるのはあとは口紅やチーク部分。全体の彩度をいじるので少し綺麗じゃなくなるので、うっすらとだが塗り直す。このモデルにはいらない！！！

写真②-2現像設定

②-2-1 — C92の三日目にやっていた現像。明暗別色補正が主に。あとは全体としてはC91以前ほど明るさは上げていない。

②-2-2 — ②-1と大きく違うのは周辺光量を少し強めにマイナスしていること。理由はブラシ補正あたりで。

②-2-4 — ブラシ補正1：周辺光量をマイナスにした理由。メインの被写体以外を暗くしたいため。この背景ではあまり意味ないが、後ろがごちゃごちゃしているところでは彩度も合わせて落としているので余計なところに目線がいくのを防ぐ（防ぎたい笑）

②-2-5 — ブラシ補正2：顔が汚かったので全体的に補正と全体を暗めにしているので、少し明るく。

②-2-6 — ブラシ補正3：②-1-4と同じで肌を全体的にふんわり＋明るさ上げ。1つ前のと合わせて顔は少し強めに明るさプラス。

②-2-7 — 補正ブラシ4：普通はほぼやらないが、被写体が適当に眉毛を整えた＆右側から写真が当たっているため、右側の眉との整合を取るため少し補正。

②-2-8 — 補正ブラシ5：目の周りは同じ。ただ全体の色味や明瞭度、明るさなどにより、目立ちにくい場合と目立ちやすい場合があるので状況に合わせて補正。

写真②-3現像設定

②-3-1 — かっこよさ寄りの現像をしたかったので、暗め＆コントラスト上げ＆明瞭度上げ＆全体彩度下げ。明暗別色補正もありで。

②-3-3 — スポット修正：明瞭度やコントラストを上げることで目立つ部分が増えるので修正。

②-3-4 — 円形フィルター：①の写真と同じ意図だが、周りを暗くではなく目を明るく。全体のコントラスト・明瞭度はこれ以上あまりいじりたくなく（肌とかの汚さが目立つので）、目のみ上げたかった。
・・とか書いたけど大体その時の気分でマスクを反転するかしないか決める笑

②-3-6 — 補正ブラシ2：コントラストと明瞭を全体的に上げたせいで元々汚い肌が目立ったので補正。

写真③

写真③現像前後

Canon EOS 7D (300mm, f/8, 1/400 sec, ISO100)
③現像後：ふわっとさせてキツネの可愛さを表現。色と顔が黒く曇っていたのを上げてます。動物は彩度高めが多いかも。

写真③現像設定

③-1 — ポトレと比べると大分大人しめだが、その時の意図や気分でいじる。かわいい動物系はコントラストや明瞭度は下げるかも。（ピントが怪しいことも多いのでその辺をごまかしたりもするのに・・笑）

※ブラシ等はなし

写真④

写真④現像前後

Canon EOS 7D (15mm, f/3.5, 15 sec, ISO6400)
④現像後：天の川あたりを明るめにして、個人的に好きな紫寄りに現像。この辺は好みだけれど、こちらのほうが天の川はわかりやすいとは思う。

写真④現像設定

④-1 — これはWBやコントラスト・明瞭度などかなり極端に。レンズ的にもカメラの性能的にも明るさが足りないのでこういったところでいじってる感じ。色味は好み。

④-2 — 星だけじゃなく、isoを上げたことによるざらつきを明瞭度上げることで星の一部っぽくなって星がより多そうに。

写真⑤

写真⑤現像前後

Canon EOS 7D (50mm, f/0, 1/800 sec, ISO100)
⑤現像後：比較的よく見る色に。ただこれは他を見るとわかると思いますが比較的大人しい現像。必ずゴッテゴテに現像しなきゃいけないものでもないです。
多分この現像は撮って出しより抑えめな現像（機種によるけど）かも？

写真⑤現像設定

⑤-1 — （載っていない部分は他と一緒でいじってない部分です）
青をきちんと出したかったのでそれに合わせた補正。コントラストや明瞭度を強めにすると影が目立つので、花ということもありマイナスに。ダイナミックレンジが広い機種はシャドウ等を上げることで補正するのもいいかも？

※他はなし

まとめ

いかがでしたか？現像するとかなりイメージが変わると思います。
現像によって、自分の好きなイメージにしていくことでよりその写真への愛着が湧くと思いますので、
やったこと無い方は是非やってみてください。楽しいですよ♪
（時間はかかりますが笑）

撮って出しというのは大体がカメラ内部で現像されたデータを指しています。
そのカメラ内部で自動でやっていたことを自分の手で実施することを、ここではRaw現像と言っているのだと思ってください。

凝れば凝るほど大変ですし、やっているうちにどうしたかったんだかわからなくなることも多々あります笑
ですが、自分のイメージ通りの写真になった時の嬉しさもありますし、記憶にある風景とイメージが違う・・と思った時に現像によって近づけることであとで鮮明に思い出すことが出来るようになります。
色々言いましたが、単純に現像作業は面白いので、やってみることをおすすめします！(●´ω｀●)

多分、「やったことない人」に対してあまり丁寧に説明している記事ではないので、わからない部分も多いと思います。
ただこれってどこをいじったことで変わっているんだろう？こんな変わるんだ！と少しでも疑問や興味を持ってもらって、さらにはやってみたい！ともし思っていただけたらこの記事の役目は8割がた終わりです。
はじめにの部分でも記載しましたが、ここはなんでいじってるの？とかこれいじるとどうなるの？など質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。→Twitter:@kj_nemoto

Lightroomは体験版があるので興味ある方はどうぞ（私は使用したこと無いので、使用条件等きちんと確認の上ご利用ください）
Twitter:http://www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom/free-trial-download.html

最後に

こうやってみるとポトレ系はかなり色々いじっていますが、風景などはいじっている項目自体は多くないですね。
まとめるとここっていじったこと無いけどいじるとどうなるんだろう？と疑問に思う点がいくつか出てきました。
私の場合、多分またちょっと経つと全然現像が違ったりすると思います笑

変わることも含めて色々違う現像試したりするのは楽しいです！が、自分の顔で現像するのはやめましょう笑
全然やる気がでないのとなんかずっと見てると気持ち悪くなってきます・・
今回この記事のためにわざわざ自撮りをして現像したのですが、あまり部屋も広くないので距離を離せない上開放で撮ってしまったのでピント合わせがすごく大変でした。

それも含めて何やっているんだろうと思ったので、是非やるときはやる気の出る被写体で実施してください！！！（切実に
また現像はこれが正解というものはありませんので色々やってみてください。
そして良さそうな現像設定があったら教えてください。真似します！笑

それでは～m(_ _)m

執筆者

根本敬士 - KEIJI NEMOTO: 東京在住でSEやってます！写真はほとんど初心者ですが、楽しく撮影してます♪ その楽しさが少しでも伝わる投稿が出来るよう頑張ります( *・ω・)*_ _))ﾍﾟｺﾘ

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