まさかのD850発売が9月8日といきなりのリリースでしたね。
D850スペックは去ることながらD810の新型として登場
最初に使用感や変更点から確認して、フォトレビューをしていきます!
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※下記は随時更新予定です!お楽しみに
目次
前説
予約開始から人気で、当初発売日お渡しの販売店が次々と前言を撤回する異例事態。
相当なバックオーダーがあった模様で、現在からですと2ヶ月以上待つとか。
価格は発表価格40万、ネットで36万程度で開始しました。
予想価格より10万ほど低いこの価格と、今までのNikonの推移を結してつくられた
といっていい全部盛りのこのD850はあっと言う間に人気になりました。
当日到着しまして少しレビュー出来たので少しずつ追加していきます。
まずはスペックから、気になった変更点から説明していきます。
スペック
有効画素数:4575万画素 ( フルサイズ )裏面照射型素子
AF検出範囲:-4~+20EV
ISO感度:ISO 64~25600
連続撮影速度:7コマ(バッテリーパック有:9コマ)
液晶画素数:約236万ドット
その他(チルトシフト液晶 / Bluetooth / Wi-Fi / ボタンイルミネーション)
記録メディア:SD QXD
※D810と比較:内蔵フラッシュの削除
※被写体深度合成( フォーカスシフト )用素材撮影機能
※ライブビュー時のピーキング機能搭載( ピントのあっている位置を表示 )
各部レビュー
D810との各部比較
スライダーで比較してみた。厳密じゃないから許してね。
左がD810・右がD850
グリップがかなり深くなった。情報では3mmほどグリップが深くなり握りやすくなった模様。
体感ではこれが3mmとは考えられないほど深くなった感じがする。疲れにくいのもこれの恩恵?
ちょっとこれは厳しい変更点だった。MODEダイヤルのボタンとISOボタンの位置が変わったので、
操作に迷う。
よく見ると動画録画マークとかのレイアウトも少し変わってる。
ファインダーとAF
タイムラプス
本体内一括現像を使ったタイムラプス。販売素材なんかはこういう作り方はしないけど
お遊び程度で出力するなら充分な機能。そして記事を作る人なんかは
一括現像機能はかなり嬉しいはずだ
タイムラプス動画はサードパーティ製のPanolapseを使っています。
動画
車の洗車後に北海道は例年にないほどの大雨。
水玉がポタポタ落ちる感じが好き
サードパーティ製サプライの互換性
結構な人が興味有りそうなサードパーティ製オプションを検証しました。
電池だけ純正品じゃないとから表示になるようになっていて、D850からは対策されているようです。
このクラスを買う人はそもそも純正を買えってことなんでしょうけど。一応皆が興味有りそうなネタでした。
YONGNUNOのスレーブが使えたのは幸いでした。
フォトサンプル( 北海道旅行 )
D850のノイズ・画質テスト
※左はD810右がD850(本体現像・ロゴ入れにLightroom)のため厳密じゃないです。
色もオートなので、参考程度に
ISO25680 (810は相当Hi1)
ISO25680 (810は相当Hi1)拡大
ISO12800
ISO12800 拡大
ISO6400
ISO6400 拡大
ISO3200
ISO3200 拡大
細かいノイズ関係のお話はもっとちゃんと書いていく予定です!
とりあえず、810でかなり大変だったノイズ問題が改善しています。
解像感が少しない?みたいな話がありましたが、今回の検証ではノイズリダクションはかけていないので
他所で言われている問題に関してはノイズリダクションの処理の問題もあるかもしれませんね。
要検証です。
D850のノイズ・画質テスト( 星空夜景 )
D810 / D850 ( ISO64 ) AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
D810 / D850 ( ISO200 )
D810 / D850 ( ISO400 )
D850 ( ISO800 )
NIKON D810 (20mm, f/2.8, 5 sec, ISO800)D810 / D850 ( ISO800 )
D810 / D850 ( ISO1600 )
D810 / D850 ( ISO3200 )
D810 / D850 ( ISO8000 )
D810 / D850 ( ISO12800 )
D810 / D850 ( ISO25600 )
現状ではLightroomがD850のRAWデータに対応していないので、本体内現像。設定はD810とD850で同じように設定した。
※極端に暗いものはLightroomで少し露出上げ
写真を比較するとその差は歴然。夜が弱かったD800シリーズでやっと夜に満足の行く撮影ができる。
星空を撮影しない人にとっても感度(ISO)を上げて気兼ねなく撮影できるのは、撮影チャンスを逃さずに済みそうだ。
ISO64ではほとんど差が無いように見えるが、ISO3200程度まで上げるとD850はまだまだ実用に耐える画質だ。
感動的なのは、D810で欠陥と言われていた、高感度時に素子の周囲に発生するピンクノイズがなくなったことは大きな進歩と言える。
下記に今回の写真のフルサイズ写真を置いておきます。検証など参考にどうぞ※RAWデータのおまけ付き。ごめんなさい暗いです・・・
→フルサイズデータDL
まとめ
全体的にD810を使っていた人はボタンのレイアウト以外で戸惑うこと無く乗り換えられるだろう。
個人的に一番大きな部分としてはボタンイルミネーションや一括現像の機能。また、ライブビューによるAF操作。
画面がチルトシフト液晶になったので、食べ物の上からカメラを向けるときも操作しやすく、撮影の幅が非常に広がる。
また、D850ではISOをオートにして撮影しても安心した出力ができるので、オールラウンドに撮影できる。
XQDは無くても良いが、あると非常に素早い操作やストレスのない撮影が可能。抜き差しもし易いのは地味に嬉しい。ただちょっと高い・・・
ライブビューによるシャッター無し無音撮影ができるようになったので、タイムラプス動画もこれからドンドン撮れる。
動画機能はこれまで正直使い物にならなかったのが本音だが、ここまでくると工夫次第では個人映画なんかは余りあるスペックだろう。
フォーカスシフト機能は物撮りをするカメラマンには嬉しい機能だし、
ピーキング機能はオールドレンズを使いたいユーザーにはもってこいの機能だ。
グリップを追加しての秒9コマ撮影はまだ体感していないが、連射によるコマドリ撮影も強く、運動シーンにも強い。
シャッターバランサーの調整も良好で、ほぼ無ショックに近い。
買うつもりがなくても触るだけでNikonの進化を感じられるカメラになったと思う。
D810のときもこれ以上必要はないと思っていたが、D850はD810で悩まされていた悩みをほぼ全て払拭したと行っていい。
他所で騒がれているホワイトバランスがバラバラ?不安定な問題は、ホワイトバランスにオートが付いたためだろう。
自分もばらつきがあるのでなんでだろう?とおもったが、ホワイトバランスをオート以外の設定に変えると色味が揃った。
逆に言うと、オートがシーンごとに色味がばらつくという意味ではあるが。
総評としては文句なしの出来のカメラだ。
何を撮るにも殆ど間違いが無いのがこのD850であるといえる。
しかし、レンズ資産が無いとこの4500万画素を超えるボディを活かすことができないだろう。
本体の完成度は高いが、レンズを揃えてから挑むべき本体ではないだろうか。
今回使った主な機材
執筆者
- 風景からポートレート。物撮りまでなんでも撮ってます。 北海道生まれで星撮りが趣味。車とゲーム・アニメコンテンツも好きで多種多様。 楽しく写真を撮っていける方法を紹介するPhotoCarbu.jpの代表。
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