前々から一度は見に行きたいと思っていた、埼玉の「地下神殿」こと首都圏外郭放水路。
2015年11月14日に開催された特別見学会で、庄和排水機場へ行ってきました。
巨大な柱が並ぶ調圧水槽はもちろん、この日は普段見る機会の少ないインペラやポンプ室まで公開。雨の中かなりの人が集まり、地下神殿へ入るまで約2時間待ちになるほどの混雑でした。
この記事では2015年当時の特別見学会の写真を残しつつ、現在の見学方法・アクセス・駐車場、実際に撮影して感じたレンズ選びなどもまとめます。
※写真と現地体験は2015年11月当時のものです。現在は予約制の見学コースとして運営されており、料金・見学範囲・交通手段・撮影ルールは当時と異なります。
首都圏外郭放水路|見学スポット基本情報
- 施設名:首都圏外郭放水路
- 受付:龍Q館(庄和排水機場)
- 住所:〒344-0111 埼玉県春日部市上金崎720
- 最寄駅:東武アーバンパークライン 南桜井駅
- 駐車場:自家用車用の無料駐車場 約50台
- 見学方法:現在は予約制の見学会を実施
- 基本コース:「大人気!地下神殿コース」は約55分・1人1,200円
- 注意:すべてのコースで約100段の階段昇降があり、エレベーター・エスカレーターはありません
Googleマップ|龍Q館・庄和排水機場
現在のアクセス|南桜井駅からバス・タクシー・徒歩
最寄り駅は東武アーバンパークラインの南桜井駅です。
現在は南桜井駅北口から春日部市コミュニティバス「春バス」を利用できますが、運行日・時間が限られ、日曜日は運休です。
タクシーなら通常10分ほど。ただし南桜井駅にはタクシーが常駐していないため、利用する場合は事前に手配しておいた方がよさそうです。
自家用車なら無料駐車場が約50台あります。
2015年の特別見学会では臨時シャトルバスが出ていましたが、駅前の列がかなり長かったため、自分は南桜井駅から歩きました。
首都圏外郭放水路とは?洪水を江戸川へ逃がす巨大地下施設
首都圏外郭放水路は、中川・綾瀬川流域などの浸水被害を軽減するためにつくられた世界最大級の地下放水路です。
周辺河川の洪水を立坑から地下へ取り込み、地下約50mを通る延長約6.3kmのトンネルを経由して、庄和排水機場から江戸川へ排水します。
今回の写真で「地下神殿」と呼ばれている場所は調圧水槽。
地下約22mにあり、長さ177m、幅78m、高さ18m。内部には59本の巨大な柱が並んでいます。
観光用につくられた空間ではなく、地下トンネルから来た水の勢いを弱め、ポンプを安定して運転するための現役の治水施設です。
2015年11月14日の特別見学会へ行ってきた
ここからは2015年11月14日(土)に開催された特別見学会の記録です。
当日は調圧水槽の無料開放に加えて、ポンプ室やインペラも特別公開されていました。
公式発表では、雨にもかかわらず約14,000人が来場したそうです。そりゃ混むわけです(笑)
到着したら地下神殿はすでに大行列
今は通常の見学会が予約制になっているため、この2015年の大行列を現在の混雑目安として使う必要はありません。
むしろ現在は予約時間に遅れると参加できない場合があるので、時間に余裕を持って受付へ行く方が重要です。
約100段の階段を下って地下神殿へ
現在もエレベーターやエスカレーターはなく、調圧水槽や立坑の床・階段は濡れて滑りやすい場合があります。
歩きやすく、多少汚れても問題ない靴で行くのがおすすめです。
これが埼玉の地下神殿。人が小さく見える巨大空間
2015年はインペラとポンプ室も特別公開
2015年の特別見学会では、調圧水槽だけでなくインペラとポンプ室も公開されていました。
現在は見学コースが増えていて、調圧水槽だけでなく第1立坑、ポンプ設備、インペラなどを見られるコースも用意されています。
自分が2015年に特別見学会で見たものに近い内容を楽しみたいなら、予約時に各コースの見学範囲を確認して選ぶとよさそうです。
地下神殿を撮影するなら広角レンズを持って行きたい
撮影してみて一番持って行きたいと感じたのは広角レンズです。
柱そのものが巨大で、空間もかなり広いので、フルサイズ換算で20mm前後まで使えると地下神殿らしいスケール感を出しやすいと思います。
14〜24mmクラスがあれば、柱を大きく入れながら奥行きを見せる構図も作りやすいです。
明るいレンズか、高感度に強いカメラがあると安心
調圧水槽の内部はかなり暗めです。
2015年に撮った感覚ではF4クラスでも撮れないわけではありませんが、シャッタースピードを確保しようとするとISOを上げたくなる場面がありました。
F2.8前後の広角ズームや、手ブレ補正・高感度に強いカメラがあるとかなり楽になると思います。
三脚は現在のルールを確認
2015年の特別見学会では三脚を使っている人も見かけましたが、現在の見学会では安全管理上、階段や調圧水槽への長い物の持ち込みが禁止されています。
そのため「地下だから三脚を持って行けばいい」とは考えず、現在の参加注意事項を確認したうえで、基本は手持ちで撮れる準備をしておくのが無難です。
また、他の見学者が写った写真や動画は肖像権・プライバシーへの配慮が必要で、他の人の迷惑になる撮影や公衆送信は控えるよう案内されています。
服装は歩きやすく、汚れてもいいものがおすすめ
現在も全コースで約100段の階段を昇り降りします。
床や階段が濡れて滑りやすいこともあるため、細いヒールやビーチサンダルではなく、運動靴など歩きやすいものがおすすめです。
調圧水槽は現役の治水施設なので、足元が汚れることもあります。撮影目的でも機材を増やしすぎず、身軽に動ける方がいいと思います。
首都圏外郭放水路は一度見ておきたい巨大インフラ
写真では何度も見ていた地下神殿ですが、実際に中へ入ると柱と空間のスケールが全然違いました。
2015年の特別見学会は雨の中で大混雑、駅から歩き、さらに約2時間待ちとかなり大変でしたが、それでも見に来た価値は十分にあったと思います。
現在は予約制の見学会になり、地下神殿だけでなく立坑やポンプ設備など複数のコースから選べます。
巨大建築やインフラが好きな人はもちろん、広角レンズで普段とは違う写真を撮りたい人にもかなり面白い場所です。
ただし、ここはあくまで洪水から街を守るための現役施設。
見学会は施設の稼働や天候によって中止になる場合もあるので、予約前・出発前に公式サイトの最新案内を確認してから行くことをおすすめします。
※2015年の特別見学会に関する写真・混雑・交通の記述は当時の体験です。現在の料金、予約方法、見学コース、駐車場、交通、撮影ルールは変更される場合があります。




















