ポートレートや御馳走フォトなんかは日常よくある光景。
そんな中ガチャガチャレンズ交換はしたく無いし、画質も欲しい。
そんな人にオススメのフルサイズ対応のタムロン45mm F1.8をD810を使ってレビュー!
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タムロンから発表されたSPシリーズ。
ボディ側のシルバーの流線型の流れに高級感がある。
フルサイズ対応 / F1.8 / 45mm / 単焦点 / 手ブレ内蔵 / 簡易防滴
焦点距離は珍しい45mm。50mmよりも少し広角になるが50mmでは若干収まりきらない。35mmでは広角すぎる。
そんな人には嬉しくも新しい焦点距離のレンズと言える。
絞りはF1.8とF1.4ラインナップが多い中では少し抑え気味のスペック。
これはボケ感やフリンジ、解像感ふ含め実用範囲内に抑えたのでは無いかと推測する。
その甲斐あってか、開放から非常に安定した画が期待できる。
周辺減光や四隅の流れも綺麗にコントロールされ、解像感がある。
用途によっては解像感重視のレンズを選択する人はいるかもしれないが、高画素機を十分活かせる。
上の写真はリスが木の中に隠れているのだが、3600万画素程度あるD810がトリミングしても十分に耐えられる画質だ。
オススメなのは、ポートレートで肌の絹感を必要とするような場面。
ふんわりとした食べ物のイメージを必要とするようなテーブルフォトだろう。
ボケ味はF1.4ラインナップに負けず劣らずのボケを提供する。
100mm系と比較すると若干の硬い印象はあるが、同距離帯のレンズの中でも綺麗なボケで、特に対象の輪郭のボケが柔らかいところが魅力的だ。
また、このレンズはハーフマクロ的な使い方も出来るのも特徴だ。
被写体に寄れば、背景との距離ができるためボケ感を活かした撮影ができる。
つまり、ミニチュア撮影などもこのレンズ一つで可能になる。
ミニチュアでの検証記事はこちら( ばくおん!! 凜&GSX400Sで簡易フィギュア撮影方法指南! )
逆光耐性も忘れてはいけない。
非常に素晴らしく、コントラスト落ちが殆ど見られない。差し込む光のキワも非常に綺麗に出力する。
木陰からのショットや夕日を含むショットなど、活躍の場が広がる。
本体の重さは540g程度でそれなりだが、性能を考えると非常に軽い。
軽さは手ブレへの貢献につながり、フィールドワーク中心の人は体力への影響も減るだろう。
フィールドワークでいえば、簡易防水も持ち合わせているため非常に頼もしい。
最後に高解像度機種を持っている人には欠かせない、手ブレ補正についても語ろう。(広角45mm手ブレ補正内蔵は世界初?)
私もD810(3600万画素)を使っていて、スナップ撮影のような時、解像度の高さによるブレで何枚かダメにすることが未だにある。
しかし、このレンズは3.5段分も吸収してくれるのである。高画素でも街角スナップが楽しめるようになる素敵なレンズだ。
コレによりISOへの恩恵も大きく、高ISOが不得意な機種にもオススメしたい。
2016年のワンフェスとコミックマーケットはこのレンズで撮影した。
ワンフェス2016夏の撮影風景
タムロンの手ブレ補正は「ガツン」と効く印象が強いが、今回も期待通りの取り回しができるレンズだ。
上で紹介したリスの写真も手ブレ補正の恩恵がないとここまでシャープには映らないだろう。
イベントなど機動性が必要な場面でミスショットを確実に減らせるため、お気に入りレンズの一つだ。
執筆者
- 風景からポートレート。物撮りまでなんでも撮ってます。 北海道生まれで星撮りが趣味。車とゲーム・アニメコンテンツも好きで多種多様。 楽しく写真を撮っていける方法を紹介するPhotoCarbu.jpの代表。
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