乗りで予約注文していた、ばくおん!! のフィギュア。
正直注文していたのを完全に忘れていたので、届いてビックリ。
とりあえず中を確認してみます。開封の儀は・・・なしです。
せっかくなのでお部屋の中で、簡単に撮影方法指南を紹介します。
先ずは撮影した写真からご紹介。
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フィギュア撮影会の様子
箱から出すと塗装スレ防止用のフィルムが沢山付いています。
フィギュア初心者なので、スカートの下のふんどしの取り方がわからずあられもない姿に。
ふんどしをなんとか取って撮影準備完了(胴体分割できるのかな?
とりあえず全体撮影してみます。
とにかく細かいディティールがすごい。細かいパーツまでにじみなく綺麗に塗られてる。乗りで買うにいたった太ももの質感が犯罪的。
細かいディテール撮っていきましょう。
今回撮影しているレンズのうちパーツを撮影しているのは、みんな大好きタムキューことTAMRON90mm。マクロレンズなので、パーツを大きく撮影できる。単焦点なので中望遠単焦点的な使い方もできる。強烈な手ぶれ補正も魅力。
全体撮影にはSimga 50mm Artを使ってます。こちらは最短撮影距離が非常に短く、セミマクロ的な振る舞いが出来る。特筆したいのは解像度で、非常にカリカリに解像する。弱点は光の入り方によって制御が難しいパープルフリンジが出る。それでもハマった時は自分がプロになったかのように錯覚するだろう。
タムキューは90mmなので被写界深度が非常に浅い。絞るとコントラストが高くなる気がする?f11を過ぎてくると回折現象で解像感が失われちゃうので注意。
ストロボを使った撮影
ストロボには大きく2つ。内部ストロボと外部ストロボ。
内部ストロボはカメラについているもの。外部ストロボはカメラとは別のパーツ化されたもの。
フィギュア撮影や物撮り撮影の場合は、後者の外部ストロボであることが望ましいです。
では、内部と外部でどれほどの違いがあるのかという話を説明します。
内部・外部ストロボの違い
先に話した違いの一つ。
・カメラの外についているか、中についているか。
・光量が内蔵よりも強くできる。
・”バウンス撮影”が出来る(例外あり)
この中でもバウンス撮影が出来るということがとても大切になってきます。
ストロボは純正の物を勧める人が多いですが、エントリーであればサードパーティ製や中国製でも事足ります。
安全性や信頼性においては、しっかりとしたメーカーのストロボが良いでしょう
バウンス撮影とは
バウンス撮影。外部ストロボを使ったことのない人は馴染みがない単語かも知れませんが、
プロのカメラマンはまず直射を使いません。
※直射とは内部のように被写体に直接光を照射する方法
バウンスは壁や部屋に一度反射させ、直射では影になるような部分に光を回す使い方です。
イメージはこちら
カメラマンの人で、ストロボを上に向かってパッとやっているのは間違えているわけじゃないよ!
実際に今回の凜ちゃんでテストするとこんな感じ。まずは直射
また、直射すると今回のように色が正確に出ない場合があるので、あまり楽しい撮影にならない。
次にバウンス撮影時。
自然な影の出来方で色もしっかり出ている。
ちなみにストロボが無くても撮影はできるが、部屋の照明がある場合はその照明で出来る影が強く写る。
パット見はバウンス撮影と変わらないようにみえるかもしれないけれど、現像段階でかなりシャドーに補正を入れている。影が強いので硬い印象になる
背景と被写体の距離と被写界深度
私はフィギュア撮影を殆どしないので、撮影台なんてリッチなものを持っていません。
が、家でそれなりに撮ろうと思った時に役立ちそうなお話をひとつ。
適当な台なんかがない場合、背景の整理に結構困る気がします。
というのも、自分も背景が室内のカーテンという状態だったので、これを少しでもなんとか出来ないかという話です。
※バイクがボケすぎていてちょっと存在感が弱くなっている。人は十分にピックアップされている
個人的には凛ちゃんをフューチャーしたかったので、バイクは程々にボケてもらってます。
特にマクロレンズの場合は被写体深度がかなり浅くなるので大きいフィギュアの場合は通常のレンズで良い場合が出てきそうです。
上の例のように、レンズ以外の条件が結構大切。工夫次第では思ったより良く撮れるかもしれません。(背景あればもっといいです
おまけ(被写体深度合成)
あまり聞き馴染みが無いかもしれないけれど、
被写界深度の違う写真を複数枚合成して、一枚の高精細写真を作ってみようっていう物です。
昆虫などのマクロ撮影、商品物撮りなんかに多く使われています。
ピント位置の違う写真を複数枚用意して合成するとピントがあった写真を合成できる。
やり方は後日記事にする予定です。
まとめ
凛ちゃんかわいいカタナかっこいい
撮影総括
とりあえず撮影台がないから撮影しない。なんて事はあまり考えず、今あるものでどうやって撮ればかっこよく・かわいく撮れるか考えるのが優先でしょう。
良いロケーション。いいモデル。良い環境があればそれなりの写真が出てくるのは当然で、過酷な環境で工夫して撮影することを考えられるようになることがステップアップの第一歩だと思います。
今回の例も決して良くはないかもしれないけれど、撮影している時にあーだのこーだのやることが楽しいです。
ストロボもあったほうが絶対よいけれど、無くても現像でそれなりに仕上がります。※直射はやめよう!
あと、今回タムキューを使っていて思ったのは、タムキューは絞るとコントラストが異常に上がりますね。f5.6程度が一番綺麗に出る気がします。
また、各部の撮影しなければタムキューはあまり必要無いかもしれないですね。全体撮影はSigma50mmで撮影してます。
今回はフィギュアですが、実際の撮影の時もかなり似たような状況で、主題をどちらにするかというのを考えて撮影することが必要ですね。
凛ちゃんかわいい。
執筆者
- 風景からポートレート。物撮りまでなんでも撮ってます。 北海道生まれで星撮りが趣味。車とゲーム・アニメコンテンツも好きで多種多様。 楽しく写真を撮っていける方法を紹介するPhotoCarbu.jpの代表。
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