国内最大の造形物の祭典ワンダーフェスティバルことワンフェス。
そんなワンフェスの中では他では見られない造形物に凝ったレイヤーさん達が大集合。
初撮影ながら、撮影のポイントなどを紹介していきたいと思う。
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C89コミケの様子
会場情報
幕張メッセ 国際展示場 1~8ホール
〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
会場の様子
恐らく比較対象にコミックマーケットを想像される方がほとんどだと思う。
基本的には大きな差は無いので、間違いはありませんが、イベントとしての性質の差があります。
書籍か造形物の割合が違い、ワンフェスは後者が主体の造形物(フィギュアなど)が主体です。
また、レイヤーさんの造形物も持ち込み許可範囲が広いためか、凝ったものがチラホラ見えます装飾の凝ったキャラクターなどが多い印象もあります。造形物主体のイベントならではと言えるのではないだろうか。
入場は有料で、チケット(会場ブックレット)が必要になる。当日購入するためには長い列に並ぶことになるため、事前購入しておくと良いだろう。
会場は幕張メッセ内の会議室で、かなりの広さを誇る。
当日はその広さがあっても満員状態の盛り上がりだ。
フィギュア等撮影について
メーカー品にも個人出展にも撮影可能かどうかのマークが記載されています。
撮影不可のマークがある物、場所での撮影は控えましょう。
わからない場合はその出展関係の方が周りに居るはずなので聞いてみよう!
装備関連の決まりごとは、コミックマーケットと同じような制約だが、毎回イベントごとに制約の変更が考えられるため、詳しいことは公式サイトで都度確認して欲しい。
コスプレ撮影会場は屋内外どちらも存在し、フリーウォークエリアという部分がそれにあたる。屋外は会議室の外周。屋内はその会議室とをつなぐ通路部分が屋内撮影エリアだ。
レイヤーさんに挨拶して撮影しよう!SNSなどに投稿してよいかどうかは都度本人に許可を取ること。
レンズ等のススメ
撮影会場。特に屋外エリアはレイヤーさんとの距離がかなり取りやすいため、90mm以降の望遠が活躍可能な環境だ。
バストアップを綺麗に撮るなら選択肢に入る。
万能と言える距離は50mm前後で、寄りでバストアップ。引で全体が無理なく可能。装飾関係で、長物を持つレイヤーさん等は、全体がフレームに入らないことが考えられる。こうなると35mm付近も視野に入る。入らないからといって下からのアオリで撮影するとイメージが変わるのでオススメしない。(意図したフレーミングを除く)
どうしても背景がごちゃごちゃする為f値の低いレンズが欲しい。望遠の場合はさほど気にすることはないが、50mm付近であるとf2は欲しい。が、天気の良い屋外の場合ND8〜32くらいのフィルタを付けることが前提になる。
レイヤーさん写真
レイヤーさんの方々、快く撮影に応じていただきありがとうございます。
掲載情報に誤りがある場合はご指摘いただけると幸いです。
YUUYA KUBO(関東圏)による撮影・
かっこいい系のレイヤーさんは少しアンダーに撮ると後の現像作業で生きてきます。これはちょっと明るすぎたくらいです。
ラウンドフラッシュとTAMRON45mmの逆光耐性のおかげで、逆光でも全く怖くないです。しっかり色が出て画を出してくれます。
依頼はスタッフページをご確認ください。
フィギュア撮影写真
まとめ
イベントは非常に楽しかった。特にフィギュア関連の展示は他に類を見ないほどレベルが高く、個人やメーカーの本気度が伝わってくる。
発売前の物に目と鼻の先まで近づくことができるので、これからフィギュアをこれからフィギュアを購入しようと考えている人は、実際にその目で見てみることができる珍しいイベントだろう。
展示以外にもステージイベントなどもあり、1日いても足りないボリューム。
イベント限定ダンボーのガチャガチャなど、その日限りの商品などもあった。
会場全体の人入りも結構あるが、会場がビックサイトよりは広いため、コミックマーケットと比較すると少し動きやすい。とはいえ、熱中症にならないために、飲み物を常備することをお勧めする。
撮影総括
イベント自体のハードルは高くないので、初めての人でも気軽に撮影へ行けると思う。
フィギュア関係は見ているだけでも非常に面白い。
コスプレも含めるととても一日では回れない。
物撮りも出来て、ポートレイトも練習できるこれ以上にないイベントだった。
カメラも良い物は必要なく、スマホから、コンデジ、一眼やミラーレス多種多様。
撮影の場慣れをするためにも一度行ってみると楽しいかもしれない。
レンズに関しても被写体との距離が結構取れるため、あまり気にする必要はない。
今回はRoundFlash Ring(ラウンドフラッシュ)も実戦投入してる。
全体発光のソフトボックスのため影を相殺しやすい。瞳の中に円形にハイライトが入る効果もある。
角度により本体の露出補正と、ストロボ側の補正を使い分ける必要がある。
作りも非常に良く耐久性はかなりありそうだ。
影が柔らかくなり、ふわっとした印象になるのと、シーン一枚一枚のトーンの差が減るので、現像しやすい。
顔に影が出にくくなるので、ポートレイトにオススメだが、前面で影取されるため、すこしペタッとした印象になる。
以下 Model F013 SP 45mm F/1.8 Di VC USD の簡易レビューになる。
今回使ったのはTAMRON45mm f1.8。実戦投入で殆どテストせずに持って行った。触れ込みでは、逆光耐性が強くボケも綺麗という話だったのでそれを確認するような気持ちで撮影した。
今回比較に上げさせてもらうのは、いつもイベントに持ちだしていたSIGMA50mm art f1.4だが、こちらはTAMRONと比べると5mm程長い特徴とf値が少し低い物になる。
驚いたのは逆光耐性で、日差しの強いシーンでも気にせず撮影することができた。
また、D810のような高画素には嬉しい手ぶれ補正があるため、被写体がパッパッとポーズを変える環境でも
バシバシと決まります。
ボケ味も柔らかめで、細部も柔らかめに映る。ポートレイトにはおすすめできると感じた。
多少コントラストが高めな印象なので、現像時に下げるとちょうどいい。
多少気になるのは、軽微なフリンジが乗る場面だろうか。とはいえ、どれも弱めなので現像時に制御しやすい、気になる人には気になるかもしれない。
執筆者
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久保 侑也 - YUUYA KUBO
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風景からポートレート。物撮りまでなんでも撮ってます。
北海道生まれで星撮りが趣味。車とゲーム・アニメコンテンツも好きで多種多様。
楽しく写真を撮っていける方法を紹介するPhotoCarbu.jpの代表。
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