カメラで撮影していて、実際の目で見るよりも明るい部分の光が真っ白に映ってしまったり、真っ暗じゃない部分が真っ黒に表現されたりすることは無いだろうか。
基本的にこれは人間の目とカメラの性能の差が大きすぎてカメラでは表現出来ないために起きている。
これをいかに防ぐがという点を軽く解説したいと思う。
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カメラ初心者の基本としては一歩先をいった物が露出補正だろう。
簡単に露出とは写真の明るさということになるが、マニュアルモード以外はこれをカメラに任せることになる。
露出補正の原理
露出補正はカメラが自動的に適正露出として撮影した場合でも、実際には暗すぎたり白すぎたりする場合
それを人間が自ら補正してあげる機能です。性質上一度撮影して露出補正を+するか−するかする必要があります。
暗ければ+、明るすぎれば−に設定する。
そうすることで自動的にカメラがISO設定やシャッタースピード、絞りなどを調整して補正します。
露出補正が使えるモード
まず、露出補正はマニュアルモードでは機能しないことを覚えておこう。
Aモード、Pモード、Sモードで機能する。(カメラモードについてはこちら)
カメラ側で露出補正する
手順としては、適正露出で撮影する。(カメラがオートで設定してくれる通り)
その状態で見た感じ明るかったり、暗かったりする場合は露出補正で修正する。
明るい場合はマイナス(−)へ
露出補正をマイナスにしている。優先項目以外が暗くなるように自動変更される
もしも暗い場合は+(+)へ
露出補正を+することでカメラが自動的に明るく写るように調整してくれる。ノイズなどに注意
※設定しているのはニコンのD810 だが、基本的にどのカメラも意味するところは同じなので、設定方法は各種カメラのボディ説明書を読もう。
露出補正を現像時に行う
カメラメーカー各社が提供しているソフトウェアには、RAWデータを現像するソフトが含まれている。(ここでは現像ソフトの一つadobelightroom)を使う。
これには露出補正を現像時に指定することが出来る。
RAWで現像した場合の写真例
例えば露出補正0のRAW写真。


石廊崎- RAWデータ露出補正0
補正無しだと星空が明るすぎるが、RAW現像で下のように修正出来る。


石廊崎-RAWデータ露出補正-1.15
最初から表現したい明るさで取れることが望ましいが、RAWデータなら非破壊で写真を現像することが出来る。
まとめ
通常であれば露出補正をカメラ側で設定し、RAWデータで撮影した場合は現像ソフトに通し目的の露出を手に入れる。
現像に関しては敬遠されガチだが、実は初心者にとてもオススメで、撮影時に決める必要がなくなるので、
後からじっくりと設定できる。
とは言えRAWに頼りっぱなしというのでは上達しないので、撮影時に自分が求めている露出にする必要がある。
執筆者
- 風景からポートレート。物撮りまでなんでも撮ってます。 北海道生まれで星撮りが趣味。車とゲーム・アニメコンテンツも好きで多種多様。 楽しく写真を撮っていける方法を紹介するPhotoCarbu.jpの代表。
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